セブン-イレブン・ジャパンは29日、自主的に時短営業をしていた大阪府東大阪市の加盟店オーナーに対し、予定通り31日付でフランチャイズ契約を解除すると通告した。オーナーが明らかにした。セブン本部は店へのクレームが多いことを理由にしているが、オーナーは反発しており地位確認などを求める訴訟を検討するという。

オーナーはセブン-イレブン東大阪南上小阪店の松本実敏さん(58)。29日午後に大阪市のセブン本部の事務所を訪れ、解除の通告を受けた。

松本さんは今年2月、自主的に時短営業を始めコンビニ24時間営業問題の議論のきっかけをつくった。また最近、セブン本部の年中無休の原則に反し、来年1月1日を休業にすると表明していた。

セブン本部は今月20日、松本さんに対し、客からの苦情が多くツイッター上でセブン本部に対する中傷をくり返しているとし、社長名の文書で改善しない場合は契約を解除すると通告。松本さんは23日、接客を改めて営業を続けたいとセブン本部に伝えていた。(共同)