ヤクルトの球団設立50周年を記念したOB戦「オープンハウス presents スワローズ ドリーム ゲーム」が11日、神宮球場で開催され「GOLDEN 90's」を率いた野村克也監督が驚きの代打で登場。球場が最高潮の盛り上がりを見せたシーンは、古田敦也氏の発案だった。
愛弟子・古田が試合前にダメ元で懇願「打席どうですか?」
ヤクルトの球団設立50周年を記念したOB戦「オープンハウス presents スワローズ ドリーム ゲーム」が11日、神宮球場で開催され「GOLDEN 90’s」を率いた野村克也監督が驚きの代打で登場。球場が最高潮の盛り上がりを見せたシーンは、古田敦也氏の発案だった。
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若松勉監督率いる「Swallows LEGENDS」に5点リードされた4回、場内に代打が告げられると、ドッと神宮が沸き立った。試合開始から一塁側ベンチに腰を下ろしていた野村監督が、真中満氏や古田らに支えられて打席へ。右打席に立ってバットを構えると、どよめきのような歓声が渦巻く。1球見逃した後、2球目を空振り。そこで“申告敬遠”となって代走が送られると、万雷の拍手が送られた。
この一番のハイライトシーンについて、野村監督は試合後「古田だよ、演出したのは」とうれしそうにポツリ。「野村ID野球の申し子」として黄金期を作り、この日もずっとベンチで隣に座っていた愛弟子による粋な計らいに、“ボヤきのノムさん”も照れ臭そうだった。
その古田氏は「試合前に『どこかで、監督出られないですか?』と。スワローズファンからも監督をグラウンドで見たいと聞いていました」と発案の経緯を説明。断られるのを覚悟で「打席どうですか」と聞くと「行こうか」と快諾してもらったという。一番近くでつかの間の打席を見届け「最初は『立つだけだ』『バット持てない』と言っていたのに、構えてもくれた。最後は振りましたからね。すごくよかったです」。21年ぶりに同じユニホームを着た師弟が、最高の時間をヤクルトファンに贈った。
(小西亮 / Ryo Konishi)
https://full-count.jp/2019/07/11/post437348/
2019-07-11 13:22:21Z
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