J1リーグは1日、第30節を各地で行い、首位を走る鹿島アントラーズが浦和レッズに1-0で勝利した。約1か月ぶりに公式戦復帰したFWセルジーニョが交代出場からわずか7分後に決勝点をマークし、首位争いで一歩前進。浦和は大槻毅監督が試合途中に退場処分を下され、後味の悪い敗戦となった。
ホームの鹿島は負傷離脱していたMF三竿健斗、MFレオ・シルバ、FW伊藤翔が一挙に先発復帰。前節の松本戦(△1-1)から6人を入れ替え、DF町田浩樹とDF永木亮太も先発に並んだ。また負傷前は公式戦全試合に出場していたFWセルジーニョもベンチに帰ってきた。
対する浦和はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)勝ち残りの影響で先行して行われた第31節広島戦(△1-1)から中2日で迎える一戦。先発5人を入れ替え、J1リーグ戦初出場のGK福島春樹、7試合ぶり復帰のMF柏木陽介に加え、DFマウリシオ、MF柴戸海、FW杉本健勇が入った。[スタメン&布陣]
試合は序盤から膠着した展開。前半9分、浦和はDF岩波拓也の無回転FKが鹿島ゴールを襲ったが、GKクォン・スンテが落ち着いたパンチングで弾き出す。徐々にペースを上げた鹿島は12分、三竿のロングフィードからFW土居聖真が抜け出したが、ダイレクトボレーは福島に当たって枠を外れた。
その後は固いブロックからカウンターを狙う浦和に対し、なんとか崩そうと試みる鹿島だったが、MF遠藤康が立て続けにシュートを連発するも有効なコースには飛ばず。浦和は前半28分、中盤でのボール奪取からMFエヴェルトンが敵陣ゴール正面でFKを獲得したが、柏木のキックは枠を外れ、前半をスコアレスのまま終えた。
鹿島は後半1分、ペナルティエリア内を切れ込んだ土居が中央に折り返した直後、マウリシオに後方からのスライディングタックルをしかけられたが、ファウルを告げるホイッスルは鳴らず。鹿島の選手たちは副審にも詰め寄って抗議したが、判定は覆ることはなかった。
その後は鹿島が主導権を握り、サイドを広く使ったクロス攻勢で浦和ゴールに迫ったが、ACL決勝第1戦で出場停止予定のGK西川周作に代わって起用された福島が好守を見せる。後半20分には鹿島の大岩剛監督が先に動き、遠藤に代わってセルジーニョを投入。対する浦和は23分、MF関根貴大を下げてMF宇賀神友弥を入れた。
すると後半28分、ようやく鹿島が待望の先制点を奪った。波状攻撃から左右にボールを振ってクロスを入れ続けると、こぼれ球を拾った土居のシュートは福島のビッグセーブに阻まれたが、ペナルティエリア右の角度のないところからセルジーニョが右足シュート。これがゴール上に突き刺さった。
ゴールが決まった直後、鹿島は伊藤に代わってFW上田綺世を、浦和はファブリシオに代わってFW興梠慎三を投入。両者ともに次の1点を狙ったが、浦和は後半40分、大槻監督がピッチ脇の小競り合いで永木を突き飛ばして一発退場。荒れ模様のまま試合は終わり、鹿島が首位争いをリードする勝ち点3を獲得した。
(取材・文 竹内達也)
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2019-11-01 11:54:00Z
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