移籍金の支払いがネックに
今夏の移籍市場で中国行きが濃厚となっていたウェールズの至宝ガレス・ベイル。だが、その交渉は急転直下で破談となったようだ。
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現地時間7月28日、英公共放送『BBC』は、レアル・マドリーから中国スーパーリーグの江蘇蘇寧への移籍が濃厚とされていたベイルの交渉が決裂したと報道。その一報が英国メディアを中心に世界中を駆け巡っている。
現在30歳のベイルは、ここ数年は相次ぐ故障にも悩まされ、トップフォームからは程遠いパフォーマンスに終始。昨シーズン終了後には、ジネディーヌ・ジダン監督から構想外を告げられ、今夏の退団が確実視されている。
そんななかで獲得に乗り出したのが江蘇蘇寧だった。週給100万ポンド(約1億4000万円)というベイル側の強気な要求を飲み、豊富な資金力を活かして、一気に交渉をまとめ上げようとしたのだ。実際、江蘇蘇寧の関係者がこのウェールズ代表FWと会合する動画がSNSで拡散され、中国への移籍は決定的と見られていた。
しかし、28日に『BBC』が、「ベイルの中国行きは白紙になった。彼はマドリーに残る」と明言。さらに英衛星放送『Sky Sports』は、「マドリー側が交渉をキャンセルした」と報じたうえで、7億円を超える取引に対しては、100%の税金を支払うという“爆買い抑止”のルールがあることから移籍金の支払いを渋った江蘇蘇寧に対し、マドリーが取引を破談させたことを伝えた。
中国の移籍市場は現地時間7月31日に閉じるため、時間的猶予を考えても、今夏にベイルが江蘇蘇寧にいく可能性は限りなく小さくなったと言わざるを得ない。
江蘇蘇寧に対して、マドリーから受け取っている週給60万ポンド(約8400万円)を超える給与を求めていたとベイル。そんな高給取りを欲しがるクラブが現われるのか。このまま買い手がつかなければ、マドリーで“飼い殺し”となる可能性もある。
果たして、ベイルの運命はどうなるのか――。欧州主要リーグの移籍市場のデッドラインとなる8月31日まで、その動向は大きな注目を集めそうだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190729-00010002-sdigestw-socc
2019-07-28 20:45:41Z
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