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レアル・久保、バルサのビダルに「勝つ」チリ攻守の要と対決(スポーツ報知) - スポーツナビ

 今夏、スペインの名門RマドリードB(カスティージャ)に移籍する日本代表のMF久保建英(18)が14日(日本時間15日)、1次リーグ初戦で激突するチリ代表MFビダル(32)=バルセロナ=に宣戦布告した。大会期間中は移籍について発言を控える意向だが、宿敵バルサの中心選手に対しては負けん気をギラリ。先発が有力な18歳は「自分のプレーを出せれば、今後の自信になる」と宣言した。

 レアル・久保の歴史が、伝統の一戦「クラシコ」から始まる。日本代表はサンパウロ市内で練習。その後、移籍発表後初めて口を開いたMF久保は「集中したいので、大会が終わるまでは大会のことだけでお願いします」と第一声。大挙集まった報道陣に一礼したが、“白い巨人”の一員になった自覚が言葉からにじみ出た。

 1次リーグ初戦のチリ戦は、トップ下にバルセロナのMFビダルが先発。スペイン国内でレアル対バルセロナのライバル決戦を意味する「クラシコ」の“代理対決”となる。ビダルは闘志を前面に出し、強力なボール奪取力が持ち味で、右のシャドー(1トップの後方に位置する攻撃的MF)で先発濃厚の久保と対峙(たいじ)する場面も予想される。「ボールを体から離すと、持っていかれる。危険だし、彼に勝つこと、自分のプレーを出すことができれば今後に向けた自信になる」。14歳上の世界的なスターに真っ向勝負を挑む。

 もともと久保は、「特定の選手とプレーするわけではない」、「サッカーは11人でやるもの」を信条とし、個々人に言及することを好まない。しかしこの日はビダルを強烈に意識し、「常に優勢に試合を運べるとは思わない。劣勢の時間帯に、個人として何ができるか」とも語った。9日の国際親善試合エルサルバドル戦で年少2位の18歳5日でA代表デビューを果たし、5日後には世界的なメガクラブへの移籍が決まった。日本を背負う自信、世界で戦う覚悟が深まったからこそ、チームだけでなく自らの出来にも言及した。

 この日の練習場には、スペイン紙「マルカ」やブラジル紙「グロボ」など海外メディアも殺到。大会最年少プレーヤーは一日で世界の注目の的になった。「注目が集まっているのだとしたら、良いニュースを届けられればそれが2倍、3倍にもなる。日本はあまり知られていないだろうし、対策もされていない。相手も油断していると思うので、初戦がチャンスになる」。18歳の言葉はどこまでも頼もしかった。(田中 雄己)

 ◆クラシコ スペイン語の「エル・クラシコ」で「伝統の一戦」の意味。バルセロナとRマドリードの対決を指す。常に優勝を争い、2大都市を代表して対抗意識が非常に高く、過激なまでにサポーターも熱くなることで注目される。2000年にバルサからレアルへ電撃移籍した元ポルトガル代表MFフィーゴは、バルササポーターの怒りを買い、自身がバルセロナ市内で経営していた日本料理店が襲撃された。バルサの本拠地カンプ・ノウで行われた02年のクラシコでは、コーナーキックを蹴ろうとしたフィーゴにスタンドから豚の頭や瓶などのゴミが投げつけられたこともある。

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2019-06-15 21:17:03Z
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