© Charles Coates/Getty Images
29日(土)、2019年FIA F1世界選手権第9戦オーストリアGP土曜フリー走行が実施され、フェラーリのシャルル・ルクレールが最速タイムを記録した。
高い路面温度と突風に悩まされた初日は初回セッションでメルセデスのルイス・ハミルトンが、後半のセッションはルクレールがトップタイムを記録。とりわけコンディションが厄介だった2回目のフリー走行ではレッドブルのマックス・フェルスタッペンとメルセデスのバルテリ・ボッタスがクラッシュを喫して赤旗中断を余儀なくされたほか、ウオールとの衝突は回避したもののフェラーリのセバスチャン・ベッテルもスピンを喫して大きくコースを飛び出すシーンがあった。
土曜日も好天に恵まれたレッドブル・リンクでは気温25.7度、路面温度47.1度、湿度35.4%のドライコンディションで土曜フリー走行がスタートし、アルファロメオ・レーシングのアントニオ・ジョビナッツィが先頭でコースに向かう。ジョビナッツィはピレリが持ち込んだC2からC4のドライタイヤのうち、ミディアムタイヤとして扱われるC3を履いて始動している。
トロ・ロッソのアレキサンダー・アルボンは初日に使用したソフトタイヤを履いてインストレーションラップに臨んだが、ジョビナッツィを含め開始直後にコースインした6名は新しいミディアムのセットでシステムチェックを完了している。
その後、数分間は動きがなかったが、マクラーレンの2台とトロ・ロッソのダニール・クビアトが出陣すると、すでにインストレーションラップを終えていた面々がコースに出始め、ガレージで待機していたドライバーたちも合流していった。
フェラーリ勢やボッタスがソフトタイヤを履いて好タイムをマークし、ルクレールが1分04秒826を刻んでトップに立つ。0.267秒差の2番手にベッテルが並び、ボッタスが3番手につけた。3人より遅れてコースインしたガスリーもソフトタイヤを試そうとしたが、タイム計測に入った直後に「ノーパワー」と訴えてピットに引き上げている。入れ替わるようにしてガレージを後にしたフェルスタッペンは1分05秒台にとどまりながらも4番手に飛び込んだ。
上位勢では最後に始動したハミルトンはトップから0.7秒差の4番手タイムを刻むが、フェルスタッペンのタイム更新によって5番手に後退。序盤30分のオーダーはルクレール、ボッタス、ベッテル、フェルスタッペン、ハミルトンのトップ5にアルボン、ランド・ノリス(マクラーレン)、セルジオ・ペレス(レーシング・ポイント)、ケビン・マグヌッセン(ハースF1)、クビアトのトップ10だった。
ペレスの相棒ランス・ストロールはセッション前半をガレージで過ごしており、走行できない時間が続いていたものの、後半に入ってすぐに出陣の準備が整ったようでミディアムタイヤを履いてプログラムに取り掛かっている。
また、走り始めにパワーロスを訴えてピットに戻っていたガスリーは残り20分を切る頃に合流し、システムチェックを終えてようやく走行プランに移行、1分05秒612を記録して8番手につけた。
すでに10周以上を走り込んでいたドライバーたちは予選シミュレーションに切り替え、1分04秒120を刻んだルクレールをトップに、わずか0.01秒差でハミルトンが2番手、3番手のボッタスも0.1秒しか遅れていない。ベッテルはチームメイトに0.236秒差の4番手だ。しかし、ルクレールが1分03秒台に入れた結果、2番手以下に対するリードを若干ながら広げている。
フェラーリとメルセデスとはタイミングをずらしてクイックラップに臨んだフェルスタッペンは自己ベストを更新するもトップとは0.459秒のギャップがあった。
最後のフリー走行は唯一、1分04秒の壁を突破したルクレールが最速の座をキープし、ハミルトン、ボッタス、ベッテル、フェルスタッペンがトップ5となり、6番手にはノリス、ガスリーが7番手につけ、カルロス・サインツ(マクラーレン)、ジョビナッツィ、クビアトが10番手に入っている。
アルボンはチームメイトと0.09秒差で11番手に続いており、中団グループはいつも以上にタイムが接近している。
オーストリアGP予選は日本時間22時にスタートする予定だ。
© ESPN Sports Media Ltd.
http://ja.espnf1.com/austria/motorsport/story/254966.html
2019-06-29 11:18:44Z
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