「ポルシェ・テニス・グランプリ」(ドイツ・シュツットガルト/4月22~28日/室内クレーコート)の大会5日目、女子シングルス準々決勝で第1シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が世界25位のドナ・ベキッチ(クロアチア)と対戦。6-3、4-6、7-6(4)で大坂が勝利し、ベスト4進出を果たした。
勝利した大坂は、この後に行われるアネット・コンタベイト(エストニア)とビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)の勝者と準決勝で対戦する。
第3セットもベキッチのサービスゲームからスタート。第2セットを落とした大坂は第1ゲームで15-40といきなりのチャンスをつかむも、ベキッチにしのがれ、ブレークすることができなかった。それどころか第2ゲームでブレークを喫し、追う立場となってしまう。
さらに第4ゲームでも0-30とリードを許した大坂。しかしここはドロップショットとサービスエースで30-30と追いつき、なんとかキープした。続く第5ゲームで大坂は30-40と再びチャンスを迎えるが、ベキッチの好サーブに阻まれてブレークすることができなかった。
そして第6ゲームで大坂はまたも30-40とブレークポイントを握られた。一旦はしのいだものの、ミスが続いてブレークを喫し、ゲームカウント1-5と差を広げられた。
ベキッチのサービング・フォー・ザ・マッチとなった第7ゲームで大坂は30-40とブレークのチャンスをつかむと、一旦はデュースに持ち込まれるもブレークに成功し、1つブレークを返すことに成功する。
先ほどのブレークで勢いを取り戻した大坂は第8ゲームをラブゲームでキープすると、続く第9ゲームでもブレークに成功し、ブレークの数で並んだ。さらに第10ゲームも危なげなくキープし、ゲームカウント5-5のイーブンに戻した。
そして第3セットはタイブレークに突入する。いきなりミニブレークした大坂はその後もコンスタントにポイントを重ねていく。ベキッチにも粘られたが、大坂が第3セットを奪って勝利を決めた。
大坂はこの試合、最終セットゲームカウント1-5という窮地に立たされながら見事生還し、大逆転のドラマを見せた。
(テニスデイリー編集部)
※写真は「ポルシェ・テニス・グランプリ」での大坂なおみ
(Photo by Marijan Murat/picture alliance via Getty Images)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190427-00000001-tennisd-spo
2019-04-26 15:50:26Z
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