ベンチで喜びを爆発させた。七回に自身の代打・中谷が逆転2ラン。日米通算100勝の権利が転がりこんだ阪神メッセンジャーはヒーローの頭を叩き、後ろから祝福のキック。手荒い祝福を浴びせた。
広島打線を相手に6回4安打2失点で先発の役割を果たした。節目の勝利を飾り、写真撮影に応じたが、インタビューは中谷に譲った。
「日本だけでの100勝の方が意味があると思っている。その時に大きく喜びたい」とあと4勝に迫ったNPB通算100勝を視野に静かにコメントした。
最初にピンチを背負ったのは1-0の三回。2死から先発の大瀬良に高めの直球をはじき返され、中越え二塁打。続く田中には四球を与えて一、二塁とし、菊池に初球のカーブをとらえられ、左翼線へ適時二塁打を許した。その後は、試合前時点で打率・500(22打数11安打)と好調の野間をしっかり二ゴロに仕留めて最少失点にとどめた。
同点の四回だ。先頭の鈴木に低めの138キロを左翼席へ運ばれ、勝ち越しとなるソロ本塁打を被弾。痛恨の一発を浴び、悔しさから思わずグラブをたたいた。
広島は昨季、登板4試合で1敗、防御率4・15と苦しまされた相手。だが2点に抑えると、自身の代打中谷が逆転弾の大仕事だ。
昨年8月10日のDeNA戦(横浜)で大台にリーチをかけてから勝ち星に恵まれていなかった。今季もヤクルトとの開幕戦(京セラ)で7回6安打1失点と試合を作ったが勝敗はつかず、9試合連続白星なし。日米通算100勝目は持ち越しとなっていたが、10度目の正直で、記念すべき1勝を手に入れた。
https://www.sanspo.com/baseball/news/20190405/tig19040522560021-n1.html
2019-04-05 13:56:00Z
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