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田中最終回は「思い切り打ち合うため」足を止め 尊敬する9歳年長ライバル田口を倒す(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

 ◇WBOフライ級王座戦(16日、岐阜メモリアルセンターで愛ドーム)

 ○田中恒成(判定3―0)田口良一●

【写真】八回、田中のパンチが田口の顔面をとらえる

 田中は最終回、あえて足を止めた。「思い切り打ち合うため」だ。切望し続けてきた田口との一戦。真っ向勝負で挑んできた元統一王者の思いを受け止めるためにも、ポイントで逃げ切ることは考えず、KO狙いのパンチの応酬を選んだ。

 終始、優位は揺るがなかった。前に出てくる田口をスピードと重さのあるパンチで封じ、七回は右ストレートで相手の顔をはね上げた。「パンチをもらいすぎた」と反省を口にしたが、スタミナは尽きることなく、試合終了後にリング上でもたれかかってきた田口をしっかりと支えた。

 プロデビュー前の2013年8月、日本ライトフライ級タイトルマッチで、井上尚弥(現WBAバンタム級王者)との熱戦に惜敗した田口を見て「戦いたい」と感じたという。ともにライトフライ級の世界王者だった17年は、年末の統一戦に向け調整が進んでいた。しかし、田中が同年9月の試合で両目眼窩(がんか)底を骨折し白紙に。田中はその後、田口の元を訪れて謝罪していた。

 2年越しで実現した舞台で、田中は「素晴らしい試合ができた」と喜ぶ。尊敬し続けた9歳年上のライバルを倒し、これでプロ13連勝。無敗ロードを突き進む。【藤田健志】

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2019-03-16 12:15:01Z
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