F東京のMF久保建英(17)が6月の親善試合か南米選手権(ブラジル)で日本代表へ初招集される可能性が出てきた。森保一監督(50)が27日、神戸市内で取材に応じ、招集に前向きな考えを明かした。
久保がA代表のテーブルに載せられた。森保監督は「結果も出していますし、それだけのプレーを見せている選手には、次のステップが準備されると思います。次のステップへの扉は自然と開いていくと思います」と招集に前向きな考えを明かした。早ければ6月に招集される可能性があり、実現すればU―18代表からU―20、U―22と3階級を飛び越える。
久保は今季リーグ戦で4試合に先発し、現在首位のF東京で定位置を確保。U―22日本代表が参加したU―23アジア選手権予選(ミャンマー)では、2戦目の東ティモール戦(24日)で2得点を決めた。バルセロナの下部組織で習得した高い技術をベースに、最近ではボールのないところでの動きも格段に向上。親善試合の初戦でピッチに立てば、18歳1日とDF市川大祐に次ぎ2番目の若さでA代表デビューとなる。
6月の日程の特殊性が招集を後押しする。日本代表は5日、9日に国際親善試合2試合を行い、南米選手権(ブラジル)に出発する。南米選手権は日本協会側に選手の拘束力がなく、海外組の派遣協力について所属クラブとの交渉は難航。指揮官も「今の感触としては2チームとなる」と、ベストメンバーを組める親善試合2試合とは別の編成でブラジルに向かう覚悟を固めつつある。
メンバーは通常23人で構成されるが、2チーム分となると純粋に枠が広がる。南米選手権開催時にはJリーグも行われ、日本協会の技術委員会では、国内組は22歳以下の東京五輪世代の選手派遣をJクラブに要請。久保はその条件にも合う。同時期にはU―20W杯(ポーランド)があるが、久保は17年大会(韓国)に出場。より高いレベルの経験の場があれば、優先するのは当然と言える。
「細かいことはなかなか言えませんけど、日本でもクラブの宝であり、日本代表の宝でもある選手たちをより確実に日本の力にしていくために、しっかり見ながら成長させていければ」と森保監督。東京五輪の希望と目されていた17歳が、五輪より1年以上も前に日本代表の光となる日が近づいている。(内田 知宏)
◆南米選手権への招集 国際サッカー連盟の規定で、大陸別選手権において招集を強制できるのは年に1度まで。今年のアジア杯に参加した選手は南米選手権の招集を所属クラブに強制できない。森保監督は2~3月に欧州視察へ出向き、海外組の所属クラブと協議したが、休養を取らせたいことから協力を得られるクラブは少ないとみられている。
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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190328-00000018-sph-socc
2019-03-27 19:07:32Z
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