大相撲春場所の千秋楽だった24日、大関栃ノ心を下し、大関昇進を確実とする10勝目を挙げた芦屋市出身の東関脇、貴景勝(22)=本名佐藤貴信、千賀ノ浦部屋。電車道で押し出した取り組み後、支度部屋で喜びを語った。
報道陣との主なやりとりは次の通り。
-今日の一番に臨むに当たって。
「今日は出し切ってやりたいと思っていた」
-勝った瞬間は?
「昨日の夜から自分と向き合う時間がけっこう長かったが、両親とか、今場所を支えてくれた色んな人のために頑張りたいと思った」
-昨日の14日目は黒星だった。
「みんなが言うほど、自分は悪くないと思った。黒星だったけど、振り返るのは場所後でいい。明日のことを考えようと」
-(優勝は)体の小さな子どもたちの励みになる。
「そうですね。幕内で、やっていけるのかと思った。でも、大きくない人の相撲を見て、少しでも近づきたいという思いだった」
-重圧の15日間。
「重圧はあったが、15日間出してもらい、たくさんの人に(自身のしこ名入りの)タオルを持って応援してもらった。相撲をやってきて良かった」
-相撲一本でやると決め、一つの目標を達成した。
「一生懸命、満足せずやるしかない。現役中は。これからも応援してもらえるようにやっていきたい」
-父親が観戦する中で勝った。
「今場所、おやじが観戦した日は全部、負けていた。情けない子どもだった。自分でも情けないと感じたが、最後、勝てて良かった」
-いよいよ大関に。
「15日間、自分ではやることをやった」
-技能賞にも選ばれた。
「評価されてありがたいと思う。自分では取れないので、人に評価してもらったことに感謝している」
-最後、勝った瞬間は?
「ほっとしたというか、全身の力が抜けた。おやじに『見に来ない方がいいかも』と思わせ、情けなかった。最後だけは勝てて良かった」
https://www.kobe-np.co.jp/news/sports/201903/0012177888.shtml
2019-03-24 09:48:00Z
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