ボリビア戦で後半16分から途中出場し、“2列目トリオ”の速攻で決勝ゴールをマーク
日本代表MF中島翔哉(アル・ドゥハイル)は、26日のキリンチャレンジカップ・ボリビア戦で途中出場から決勝ゴールを挙げ、チームを1-0の勝利に導いた。試合後には「1分でも全力でやって楽しくサッカーをする」つもりで入ったと明かし、カタールでの進化について自ら語った。
森保一監督はコロンビア戦からスタメン全員を変更。中島、MF南野拓実(ザルツブルク)、MF堂安律(フローニンゲン)の“2列目トリオ”はベンチスタートで、トップ下にMF香川真司(ベジクタシュ)、両サイドにはMF乾貴士(アラベス)とMF宇佐美貴史(デュッセルドルフ)が入った。
試合は乾や宇佐美を中心に日本が攻め込むも、決定機を生かせずにFIFAランキング60位のボリビアに苦戦を強いられた。しかし、後半16分に中島が乾に代わって途中出場すると、攻撃が徐々に活性化。後半31分、相手のミスを奪った堂安が速攻を仕掛け、南野を経由して最後は中島が鋭いグラウンダーのシュートで決勝ゴールを挙げた。
「出ている時間が1分でも10分でも20分でも、全力でやって楽しくサッカーして、0-0だったので今回は勝てるようにと思ってプレーしました。(森保監督から)どんどん仕掛けてほしい、いつも通りにと言ってくれて、そのおかげでいつも通りやれました」
3月シリーズで中島は、22日のコロンビア戦(0-1)でもMFハメス・ロドリゲス(バイエルン)らをテクニックで翻弄し、ボリビア戦でも決勝ゴールをマーク。「10番」こそ香川に譲ったが、間違いなく“エース級”の活躍を披露した。
アル・ドゥハイル移籍で「ボールを取りに行った時に足に当たるようになった気がする」
カタール移籍による変化について問われた中島は、笑いを誘いながら自らの成長と課題を挙げる。
「(ボールを)取りに行った時に取り切れない場面もまだありますけど、足に当たるようになった気がします。足は長くなってないですけど(笑)。そういうところやポジショニングを監督にも言われています。今日はゴール前でのパス精度が低かったと思うので、また練習したい。カタール人はみんな守備が上手くて、間近で見て学べているのが大きいと思います」
アジアカップを負傷離脱したなか、3月シリーズで強烈なアピールを見せた中島。「全部上手くなりたいと常に思っています。守備やポジショニング、シュート、ドリブルの全部がサッカー。あまり分け過ぎずにサッカー全体を見たい」と語る身長167センチのアタッカーの背中は、実に大きく見えた。
Football ZONE web編集部・小田智史 / Tomofumi Oda
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2019-03-26 15:53:32Z
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