AFCチャンピオンズリーグは21日、グループリーグ第6節を各地で行い、川崎フロンターレは敵地でシドニーFC(豪州)に4-0で大勝した。しかし、順位を争う上海上港(中国)が蔚山現代(韓国)を5-0で破ったため、川崎Fは3位で決勝トーナメント進出ならず。2年連続のグループリーグ敗退が決まった。
ホームの川崎はリーグ前節の名古屋戦(△1-1)から先発8人を変更。公式戦3戦連発中のFWレアンドロ・ダミアンに1トップを託した。MF中村憲剛、MF家長昭博はメンバー外。すでに敗退が決まっているシドニーFCは、2日前に行われたAリーグ・グランドファイナルから全員を入れ替えて臨んだ。
グループ突破のためには勝利が必要な川崎Fは早々に試合を動かした。前半9分、L・ダミアンからのパスを受けたMF脇坂泰斗が前を向くと、ミドルレンジから右足を一閃。ドライブ回転のかかったボールがワンバウンドしてゴール右隅に突き刺さり、先制点を奪った。脇坂にとってはこれがACL初ゴールとなった。
さらに前半20分、右サイドをDFマギーニョが駆け上がり、内側への折り返しをMF田中碧がスルーすると、ここで反応したのはまたしても脇坂。今度はインサイドキックをゴール左隅に叩き込み、リードを2点に広げた。さらに同28分、MF山村和也のシュートミスに反応した田中が左足シュートで3点目を奪った。
川崎Fは後半5分、ワンツーに抜け出したFWレザ・グーチャンネジャドのループシュートがクロスバーに当たり、跳ね返りをFWルーク・イバノビッチに合わせられたが、幸運にも枠を外れて大ピンチを回避。すると同14分、スルーパスに抜け出したL・ダミアンが右足で流し込み、公式戦4試合連続ゴールを決めた。
これでスコアは4-0。その後も山村、脇坂がクロスバーやゴールポストに直撃するシュートを放つなど、川崎Fが一方的に攻め立て、大量リードを守ったままタイムアップを迎えた。しかし、順位を争っていた上海上港がMFオスカルのハットトリックなどで勝利したため、自力での2位通過を決定。川崎Fは勝ち点1差で涙をのんだ。
●ACL2019特設ページ
https://web.gekisaka.jp/news/detail/?274918-274918-fl
2019-05-21 11:51:00Z
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