第1セット失うも…2時間半超えの新旧女王対決制す、4大大会連勝も「16」に
テニスの4大大会・全仏オープン(テレビ東京系で地上波独占放送
)は30日、女子シングルス2回戦で第1シードの世界ランク1位・大坂なおみ(日清食品)が元世界1位のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)に4-6、7-5、6-3で逆転勝ち。2戦連続フルセットの死闘を制し、2年連続の3回戦に駒を進めた。
【動画】ナオミも泣きそうになった!? 最後は弾丸サーブで決着…大坂がアザレンカを撃破した実際の瞬間
2時間超の死闘の最後に最高の瞬間が待っていた。マッチポイント。大坂の強烈なサーブをアザレンカが対応しきれず、リターンがオーバーした。一気に沸き立つ会場。その瞬間、大坂は照れ笑いを浮かべ、喝采を浴びた。その瞬間を海外メディアは早くも動画付きで速報しているが、コート上のインタビューに立った大坂は“らしさ”を発揮した。
「幸運にもこれまで2度対戦したことがあったんだけど、彼女はこの大会に向けて状態を上げてきていたから、次のラウンドに進めて本当にラッキーだわ」と安堵。「こっちのコートでもこみ上げてきたし、あっちでもこみ上げてきたし、私は感情的になることもあるのよ」とスリル満点の試合を振り返った。
さらに、インタビュアーから水を向けられ、チーム席の関係者の名前を一人ひとり挙げた上で「名前を言ってない人がいるかもしれないけど、みんなとても助けになっているわ。ありがとう!」と大坂らしく感謝した。
最後はインタビューが締められようとする中、マイクを奪って「もう一言言わせてください」と大坂。「みなさん試合を見に来て、応援してくれてありがとうございます。メルシー」と笑みを振りまき、フランスのファンを喜ばせていた。
第1セットをいきなり落とし、第2セットも先にブレークを許す苦しい展開。それでも、なんとか粘ってモノにすると勢いづいた第3セットは終始優位に進め、過去の対戦成績1勝1敗だった元世界女王を振り切った。全仏は2年連続の3回戦進出となった。
大坂は昨年9月の全米オープンで日本人男女シングルス初の4大大会制覇。続く1月の全豪オープンを制し、世界ランク1位に上り詰めた。第1シードとして迎えた今大会は史上初のグランドスラム初制覇から3連覇という偉業もかかっている。グランドスラムの連勝も「16」となり、さらなる飛躍を期す。
THE ANSWER編集部
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https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190530-00062207-theanswer-spo
2019-05-30 12:51:59Z
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