フィギュアスケートの世界選手権が20日、さいたま市のさいたまスーパーアリーナで開幕する。19日は公式練習が行われ、約4カ月ぶりの実戦に臨む男子の羽生結弦(ANA)が午前に本番リンク、夜に練習リンクで調整した。宇野昌磨(トヨタ自動車)と田中刑事(倉敷芸術科学大大学院)も参加した。
充実した35分間だった。本番リンクで3200人余りの観客を前に、最初は一蹴り一蹴り氷の感触を確かめた。徐々に滑るスピードを速め、3回転ループ、トリプルアクセル(3回転半)、4回転―3回転の連続トーループ、4回転サルコウとジャンプを次々と決めた。
21日にあるショートプログラム(SP)の曲をかけての練習では、連続トーループが単発の2回転となったが、その後しっかりと修正。終盤にも曲がない状態でSPの演技を通して確認した。練習中は上機嫌な表情だった羽生は、「ミッションコンプリート(使命を果たした)。やりたかったことをすべて達成でき、感覚よく滑れていた」と話した。
午前に成功させた4回転は、昨年11月のグランプリ(GP)シリーズのロシア杯で負傷した時に跳んだループ3本と、サルコウ5本、トーループはトリプルアクセルとの連続ジャンプを含む4本。夜の練習こそ、ループに苦戦したが、最後の1本は何とか降りた。ステップやスピンをはじめ、動きにキレがあった。
昨年12月のGPファイナルと全日本選手権を欠場し、年明けに練習を再開した。体づくりから始め、右足首の強度を上げ、演技の完成度を高める練習を積んできた。右足首は完治とは言えないが「状態は100%」と胸を張る。2年ぶり3回目の優勝が懸かる大会で目指すのは自分に勝つこと。それができれば、右足首の負傷から復帰した昨年の平昌五輪の再現が見られそうだ。【福田智沙】
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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190319-00000065-mai-spo
2019-03-19 10:54:00Z
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