ＳＲ除外のサンウルブズ、厳しい条件突きつけられていた（サンケイスポーツ） - Yahoo!ニュース

　スーパーラグビー（ＳＲ）に参戦する日本チームのサンウルブズが２０２１年以降、リーグから除外されることが正式決定したことを受け、日本ラグビー協会の坂本典幸専務理事、サンウルブズの運営法人の渡瀬裕司最高経営責任者（ＣＥＯ）が２２日、東京都内で会見を開いた。

　ＳＲは、現在の１５チームを３つのカンファレンス（組）に分けるフォーマットを、２１年度から１４チームによる総当たりに変更。これによりテレビ放映権料が増額する。坂本専務理事はサンウルブズが継続参戦する際の条件として、ＳＲの主催者から（１）総当たりにならないときの放映権料増額分の補填（ほてん）（２）各チームの日本への移動の際の費用の負担（３）放映権料はサンウルブズには継続的に分配しない－の３つを提示されたとした。

　約１０億円の放映権料の補てんと合わせ、年間１０数億円となる負担が「経済的合理性などを考えると、とてものめる条件ではない」と話し、他の部分で参戦継続の交渉を続けたが、実らなかったという。

　交渉にあたっていた渡瀬ＣＥＯは、これらの条件が突きつけられたのは「数週間前だった」と厳しい交渉だったことを明かした。「２１年以降については何も検討できていないが、日本の財産としてサンウルブズを残していかないといけない」と、新たな形でチームを存続させる意向を示した。

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