◇F1世界選手権 オーストラリアGP(2019年3月17日 オーストラリア・メルボルン)
自動車のF1シリーズ開幕戦オーストラリア・グランプリ(GP)は17日、決勝が行われ、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン(オランダ)が3位となり、ホンダにとっては08年イギリスGP以来11年ぶりの表彰台獲得となった。優勝はメルセデスのバルテリ・ボッタス(フィンランド)で、2位には昨季年間王者のルイス・ハミルトン(英国)が入り、昨季年間チーム王者のメルセデスが1、2位を独占した。
4番手からスタートしたフェルスタッペンは、31周目にフェラーリのセバスチャン・フェテル(ドイツ)を抜くと、後半は2位ハミルトンに1秒以内に迫る好走で、ホンダに15年復帰以降で初となる表彰台をもたらした。フェルスタッペンは「(抜きにくい)メルボルンでは難しいと思っていたので、とてもポジティブな成果」と喜び、「ホンダと一緒に働き始めてから、すべてが素晴らしく、本当にこの関係を楽しめていますので、3位という結果でそれが報われました。(表彰台が)ホンダにとって08年以来だと聞きました。ホンダのみんなのために、こうした成果が出せて、本当にうれしいです」とホンダに賛辞を送った。
予選を17位と失敗したレッドブル・ホンダのピエール・ガスリー(フランス)は、追い上げるも11位で入賞には届かなかった。トロロッソ・ホンダのダニール・クビアト(ロシア)はガスリーを抑えて10位入賞。同チームでF1デビュー戦となったアレクサンダー・アルボン(英国)は14位も完走を果たした。
ホンダの田辺テクニカル・ディレクターは「初戦で表彰台に上ることができ、非常にいいスタートを切ることができました。ここが我々の目指す場所ではありませんが、ひとまず今日のようないいレースができたことはポジティブに捉えています」と振り返った。
関係者には「ここまで努力を続けてきたサクラ(ホンダの開発拠点)やミルトン・キーンズ(英国での拠点)のメンバー、それに社内外で支えていただいているすべての関係者やサプライヤー様にも感謝の言葉を送ります」と労をねぎらい、ファンに向けては「応援をいただいているファンの皆様とは、ようやく喜んでいただくことができたのではと思っています。今後もさらに多くの喜びを共有できればと思っていますので、引き続きご声援をよろしくお願いいたします」とコメントした。
次戦バーレーンGPは29日20時(日本時間)に開幕し、予選は31日0時から、決勝は4月1日0時10分にスタートする。
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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190318-00000183-spnannex-spo
2019-03-18 08:01:44Z
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